人、モノ、情報などが国境を越えて行き来するグローバル化の時代となった今、語学力はもちろんのこと、文化の壁を越えるコミュニケーション力が不可欠になってきました。

自分と相手を認め、お互いの長所を生かし、協力し合って行動する人材が、あらゆる場面で必要とされています。

外国語指導に携わる人たち、語学を学び楽しみたいと考えている人たち、企業で異文化と接しながら仕事をする人たち、海外との交流が増えてくる学生たち、子どもに語学力とともに異国の人とのコミュニケーション力をつけさせてあげたいという親御さん、国境を越えたネットワークを作りたいと考えている人など、多くの人たちにその力が求められています。

日本語でも、英語でも、その他の言語でも、言葉が分かるからといって、相手の考えや気持ちまで理解しようとする人、理解できる人ばかりではありません。

同じ日本語を使っている人同士でも分かり合えないことがあるのですから。

ましてや、国籍が違えば文化や習慣、しきたり、ルールなども大きく変わってきます。

自分に悪気はまったくないのに、文化の違いを知らなかったというだけで、相手とのコミュニケーションがうまく図れないということも当然、あり得るのです。

もちろん、異国のこうした文化や相手のことを完全に理解することなどは不可能ですが、相手を思いやる、相手の良さを引き出せる人たちは存在します。

私たちは、そのような人々から学びを得て、「言葉だけでなく、ハートも理解できる」というコミュニケーション力を持つ人の輩出に貢献したいと考えました。

そのためにも、言語や文化の壁を越えてコミュニケーションを楽しむ機会や体験の場の創出に取り組むことにしました。

私たちは自分の意見や強みも持ちながら、他者を尊重できる人を増やし、グローバル社会で豊かに生きる人たち（グローバルコミュニケーター）を増やすことで、グローバル社会の発展に寄与いたします。